神様の葡萄畑NO.20 霊的生活(4)一致の道

進歩者にまだ残る欠点の浄化を通り、神との一致の道に入る段階の事を言う

精神の暗夜を経て徳を英雄的なものにまで実行し、神の召し出しに従って、あるいは償い、あるいは社会事業の形において、聖霊に忠実を守る霊魂は、少しずつ神秘的一致にまで到達する。

神秘的一致のうちには、乾燥状態の一致、慰めのある一致、時として脱魂状態が伴う一致、一番程度の高いものとして変化的一致がある。

【1】精神の消極的浄化―照明と一致の道の中間に起こる状況

自分の不足からくる無意味な清めにならない苦しみと、離脱の精神が不十分の為に起こる本当の清めの苦しみを分ける

  • 進歩者にある欠点―間接的に承諾のある祈りの散漫
  • 人間の意志の奥底の清め―根本的な傲慢と自己愛、利己主義からの清め
  • 霊魂は暗闇にいる気がするが、この暗夜のうちに神の偉大さが現れる
  • 大いなる霊的観想と完徳への激しい望みがともなう
  • 聡明の賜物という聖霊の霊感を体験する
  • 苦しみを献身的に受諾し、十字架の奥義に対する信徳と、主の御旨に服従し心を一致させる愛徳を持ち絶え間なく祈る。
  • その結果、謙遜・信徳・望徳・愛徳の浄化が起こり一致の道に入る

【2】完全な人の段階と神との一致の状態

  • 絶え間ない神体験―何時も主のみ前におり、外面的な仕事をしていても霊魂は神から離れていない状態。絶えず神とその御栄を考えている。主の光が中にあってすべてを照らしており、すべての中に神を見ている。
  • 霊を尽くして神を愛する
  • 自分の行いは、神がされているという意識を明確に持っている。
  • 聖三位の実存の印がある―行動の為に喜んで神の話を聞く、神との親しい会話が続いている、試練の時にも御旨に心を合わせつつ神において喜ぶ、自由がある、あふれるように神のことを語る。
  • 霊的幼児―素直で真実である状態
  • 英雄的徳の現れがある
  • a剛勇:普通の人にはできない難しい徳の行動を、速やかに、喜びをもってしばしば行う。

b信徳:すべての事を永遠との関係で見る。

c望徳:信頼に満ちた聖なる委託と絶え間ない忠実性により、他の人に希望を与える。

d愛徳:神に対して、人に対して完全に御旨にかなう十字架の愛を持っている

eキリスト教的倫理徳:謙遜と柔和、賢明、正義がある。

f完全な使徒的生活(活動)と観想生活(祈り)、贖罪的な生活(苦しみの忍耐)を送っている。

霊的生活(4)E・ミルサン著 ドンボスコ社 1961年 より要約・抜粋